PAUL McCARTNEY / LIVE ARCHIVES Vol.6 2CD
販売価格: 4,500円(税込)
商品詳細
ポールマッカートニーの70年代はほぼ彼の30代に重なる。才能と意欲が熱く燃えたぎる30代をウイングスというバンドを率いて実り多き70年代を疾走した。そしてそれは80年代以降も続くものと思われていた。しかし80年代の初年度にポールにとって大きな事件が2つ生じた。まず1980年1月、コンサートのために訪れた日本において大麻所持で逮捕されてしまう。ポールは拘留され、いつ終わるかもしれぬ取り調べが続く中、痺れを切らしたバンド・メンバーが帰国してしまう。特に忠実な“フライデー”であったデニー・レインまでも帰国したことで、ウイングスは瓦解してしまう。ポールはバンドを失い、それによりツアーに出る事が不可能となった。
そして同年末、ジョンレノンが狂気を帯びた人物に殺害されてしまう。岡田有希子が自殺した時に後追いする若者が続出し、国会でも議題に挙がったように、いつの時代も、どのようなケースにおいても、感化され模倣しようとする人がいるものである。ポールはこの時、次は自分の番ではないか、ステージに立つと客席から撃たれるのではないかと本気で恐れていたようである。結果として、80年代はツアーは一切行なわず、ことライヴ活動という点においては沈黙の時を過ごす事になる。
一方で、ツアーにこそ出なかったものの、単発でのライヴ出演はそれなりに数をこなしている。本作は、そんなポールの単発ライヴ出演にスポットを当て、多くのコレクターズ・アイテムには収録されないような、細かいライヴ演奏を年代順に収録したシリーズである。第6弾となる本作は2010年から2012年までの単発ライヴ、テレビ出演、ラジオ出演などを収録している。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
以下に注目すべき聴きどころを列挙する。
2012年7月14日ブルーススプリングスティーンのコンサートに飛び入りし、一緒に「I Saw Her Standing There」「Twist And Shout」を演奏した。ブルースのバンドの演奏をバックにしているので、通常のポールのライブのものとは趣を異にしている。そのため「I Saw Her Standing There」もかなり歌いまわしを変えたものとなっており、普段と異なるポールを聴くことが出来る。そこから間髪入れずに始まるのは「Twist And Shout」である。ジョンのパートであったリードをポールが歌うとは驚きであろう。
2012年7月17日のロンドン・オリンピックでの演奏は記憶に新しいところである。珍しい「The End」の最後の部分のみのバージョンに続き「Hey Jude」を歌った。しかしご存知の通り事前収録のマイミングと実際のライブ音声とのタイミングにズレが生じてしまい、途中で歌詞を飛ばして無理やり合わせようとしている様子が克明に記録されている。この時点でマイミング音声を諦め通してライブ演奏に切り替えたようだ。別ボーカル・バージョンも存在し、本作ではその両方を収録している。
そして最大の驚きは2012年9月8日のAFRICA EXPRESSというイベント出演時の演奏である。なんとウイングスでの1979年以来となる「Good Night Tonight」を演奏しているのだ。しかも11分以上に渡る長大な演奏である。この1曲だけでも本作の価値があるというものだ。続く2012年9月8日モータウンのイベントで演奏した「Money」もポールが歌うバージョンは初めてのことではないだろうか。
DISC ONE
SATURDAY NIGHT LIVE
December 11, 2010
01. Jet
02. Band On The Run
03. A Day In The Life - Give Peace A Chance
04. Get Back
GRAMMY AWARDS, USA
February 13, 2012
05. My Valentine
06. Golden Slumbers - Carry That Weight - The End
(With Joe Walsh & Bruce Springsteen)
QUEEN’S DIAMOND JUBILEE, UK
June 4, 2012
07. Magical Mystery Tour
08. All My Loving
09. Let It Be
10. Live And Let Die
11. Ob La Di Ob La Da
THE RONNIE WOOD SHOW, UK
June 25, 2012
12. Twenty Flight Rock
13. Blues Improvisation
14. Chains
15. That’ll Be The Day
16. Peggy Sue
HARD ROCK CALLING, HYDE PARK, UK
July 14, 2012
17. I Saw Her Standing There (with Bruce Springsteen)
18. Twist and Shout (with Bruce Springsteen)
LONDON OLYMPICS 2012, UK
Rehearsal July 10, 2012
19. I Saw Her Standing There
Opening Ceremony, July 17, 2012
20. The End
21. Hey Jude (International Version/mic failure with Backup tape)
22. Hey Jude (American version, alternate vocal intro)
DISC TWELVE
HAMPTONS BENEFIT, USA
August 11, 2012
01. Twist And Shout (with John Bon Jovi)
AFRICA EXPRESS, GRANARY SQUARE KING'S CROSS, UK
September 8, 2012
02. Coming Up (with Damon Albarn)
03. Goodnight Tonight
PROJECT MOTOWN HARMONY, USA
September 18, 2012
04. Money (backstage Rehearsal)
05. Money
CONCERT FOR SANDY
December 12, 2012
06. Helter Skelter
07. Let Me Roll It
08. Nineteen Hundred and Eighty Five
09. My Valentine
10. Blackbird
11. Cut Me Some Slack
12. I've Got A Feeling
13. Live And Let Die
14. Alicia Keys and all with Empire State of Mind