DAC-183 HYDE PARK JULY 1969 【2CD】

DAC-183 HYDE PARK JULY 1969 【2CD】

販売価格: 5,000(税込)

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商品詳細

ジャケットの意匠画を見ただけで輸入中古盤のあの香りが匂い立ってきそうなストーンズのヴィンテージ・ブートの「HYDE PARK JULY 1969」。1972年にアメリカでコントラバンド・ レコード社によってリリースされた、1969年7月5日の英ハイド・パークに於けるブライアン・ジョーンズ追悼ライブの模様をオーディエンス音源で収録した盤です。 VGP/DACレーベルに於いてもこれまで1969年ハイド・パークものはいくつかリリースされてきましたが、 今回のものはあのCBM盤のLPに使用されていたモノラルのオーディエンス音源で、 オープニングから「MIDNIGHT RAMBLER」までを大変に良好な音質で収めており、この音源の全長版のプレスCDでのリリースは今回が初となります。

特筆すべきはそのクオリティで1969年の会場収録の音源としては驚異的と言ってよいほどくっきりとした音像です。 オリジナルのLPがリリースされていた時代には「音質はあまり良くない」とされてきたその音質ですが、今回ラジオ局に残っていた放送マスターより直に収録されました。 オランダの海賊放送局ラジオ・ベロニカより1969年の7月15日に特番として放送されたもので、この番組をエアチェックした音源がCBMの「HYDE PARK JULY 1969」に使用されていました。 今回のCD化ではこのラジオ・ベロニカに残されていたテープより直接CD化されたことにより、格段の音質のグレードアップが実現されたのです。 正規の放送局でなかったためストーンズ側よりラインフィードからの音声を提供をして貰えなかったようですが、 ステージからかなりの至近距離の大変良いポジションから収録されており、ほぼ会場PA出力のバランスそのままの音声といって差し支えない音像です。 LP時代は未収録であった「MIDNIGHT RAMBLER」まで収録されています。

特筆すべきは「LOVING CUP」の頭に一箇所のカットがあるのみで、オープンニングから「MIDNIGHT RAMBLER」までの収録時間分で上記のカット一箇所を除き、 すべての曲間がノーカットで収録されているのは大きなポイントとなっています。 そのおかげで「I'M FREE」の前で「DOWN HOME GIRL」のリズムを刻み始めたチャーリーをミックが制して「I'M FREE」をプレイし始める場面や、 ライン音源では細かく編集されて短くされてしまったオリジナルのMCも実際の状態ですべて聞くことが出来ます。 ミックのボーカルのバランスがやや大きめですが、ややブーミーにこれまた大き目に捉えられているビルのベースラインと併せて心地良い音像となっています。 ラストの3トラックはやはりラジオでオンエアされたハイド・パーク演奏曲の別音源より収録したものでこの音源は本邦初登場となります。

2枚目には「BRIAN, COME BACK YOU BASTARD」にも収録されていたサウンドボード音源で、こちらは後年FMラジオでオンエアされた内容ですが、 前回リリース時は曲順的に聞き易いように「ADONAIS」と「JUMPING JACK FLASH」をトップに持ってきていましたが、 今回のものは1979年のオリジナルのオンエア時の曲順による形のものからで、 「MERCY MERCY」でスタートするタイプの音源から収録しています。 マスタリングも「BRIAN, COME BACK YOU BASTARD」とは別個に新規のマスタリングで、収録時間も前回リリース時よりもトータルで20秒ほど長くなっていますが、 マニアの方にはどの部分が長く収録されたのかを探してみるのも一興かと思います。

懐かしいCBM盤ジャケの裏側には本サウンドボード音源を初リリースしたLP「RECORDED LIVE! - HYDE PARK, ENGLAND - 1969」の珍しいローマ法王ジャケがリバーシブルで再現されています。 ミック・テイラーのデビュー・ステージとなったこのビッグ・イベントを、 既発音源とは異なる良好音質のオルタネイト・ソースで収録した本リリースで存分にお楽しみください。