DAC-112 MEAN-LEAN-HITS 【2CD】

DAC-112 MEAN-LEAN-HITS 【2CD】

販売価格: 5,700(税込)

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商品詳細

アルバム「DIRTY WORK」のデモ、アウトテイクを一挙に34トラックも収録した’85年の仏パテ・マルコニ・セッションの決定盤です。 DISC-1には’96年にアナログとLPの両フォーマットでリリースされ、 現在では特にCD盤の方がプレミアム・アイテムで入手難である独OBRリリースの「MEAN LEAN HITS」のCDリマスタリング前のオリジナル・テープを主軸に、 マスター中に含まれていながら最終リリースからはオミットされた数曲をも含めたプラス3曲の計15トラックを完璧にリマスター&格段の音質のアップグレードにて収録しております。

本作の音源は「DIRTIEST WORK」等のブートレグで知られる別テイク、アウトテイクとは全てテイクが異なり、同じ’85年の仏EMIセッションものでも主にそれらより前の段階のアーリーテイクを収録しています。
本音源はまず’95年に「CRUSHED PEARL」(VGP-041)というタイトルでCDリリースされたのを皮切りに各レーベルより無数の同音源のコンピーレーション盤が登場しました。 ほどなくして翌’96年には独OBRよりLP→CDの順でオリジナル・ロージェネレーションのマスターからテイクした「MEAN LEAN〜」が登場し、キースがリード・ヴォーカルの未発表曲「TREAT ME LIKE A FOOL」の完全版(それまでのどの既発盤よりも1分40秒ほど長いバージョン)や、正規リリースには全く使用されていない「DIRTY WORK I」と「ONE HIT I」のバッキング・トラック(よくありがちな電気操作でセンターのヴォーカルを抜いたフェイクでなくミックがメロを練り直すためにガイドで生で歌ったヴォーカルをオフにして作らせたと思われるトラックで、うっすらとミックのガイド・ヴォーカルが残っている)を初登場(OBR盤のCDバージョンのみに収録)させたり、 ’60年代のモータウンのカバー曲の「LOVING YOU IS SEETER THAN EVER」を初登場させたりとそのリリース自体が実に価値のある内容で、 現在でも中古市場でそれなりの金額を出さないとオリジナルは手に入らなかったり、またごく最近でも変てこりんなOBRレーベルを騙ったCD-Rコピーレーベルより目も当てられない劣化コピーが販売されたりと、話題に事欠かない貴重なアイテムではありました。

今回のリリースではそのOBR編集前のマスターを主軸に、マスターに含まれていたものの最終段階でカットされた(13)(15)を15年振りに初収録。「WINNING UGLY I」は現在では「BACK TO ZERO」(DAC-020)の巻末に収録されており、珍しくはなくなったものの、今回のものは上記のようにOBRのマスターからテイクしたもので既発とはマスター違いとなります。(15)のCMスポットのテイク2は(1)とは尺違いのテイクです。(14)の「WINNING UGLY II」は「DIRTY WORKOUT」(VGP-264)に使用のマスターからのリマスター収録です。OBR盤を含む過去の本音源収録のCDタイトルとしては最高峰の音質を誇り、 過去盤であれほど耳に付いた音源全体を覆っていた強烈なヒスノイズが殆どなくなりマニアの方は耳を疑うことでしょう。 また「コピーはダメ」という純潔主義の方にも納得いただけるよう、曲のスタート/アウトの位置を出来るだけ長くとり「マスターテープそのままの状態のものが欲しい」というリクエストにも可能な限りお応えしています。

DISC-2もやはりDISC-1同様’85年の仏パテ・マルコニ・セッションからのもので、 こちらの音源は’01年に期を同じくして「HIGH TEMPERATURE」(VGP-285)と「DIRTY WORK OUTTAKES」(NO LABEL CREDIT : RS-DW)という2種類のコレクターズCDでリリース。ミックのボーカルが確認出来るトラックが全19トラック中(7)(11)(12)(13)の4曲しかなく、アルバム「DIRTY WORK」のリリース当時囁かれた深刻なミックとキースの確執を感じさせてくれました。ですので必然的にこちらのディスクの内容はKIETH RICHARDS & HIS ROLLING STONES 状態となっております。(笑)
内容はモノラルながら(4)(7)の2曲を除いたすべてが初登場という優れものでした。(8)の「BREAKIN’」は未発表に終わりますが、 2年後の’87年にキースのソロ名義でカナダのスタジオで再録音され、さらに進化した形を見せます。 ノーレーベルの欧州盤は日本にはほとんど未入荷でしたが全体的に音質がコモっていてピッチもやや早めという冴えない内容でしたが対するVGP盤ではピッチは正確、音質も欧州盤より改善された状態で本音源では暫定的にベストの内容となるものでした。今回のCDに使用されているマスターはDISC-1同様やはり独OBRによるもので、2001年にOBR自体がCDリリースを希望していたものですが既にVGP盤がリリースされていたためにタイトルまで付いていたのにオクラとなってしまったテープで、DISC-1の「MEAN LEAN HITS」のマスターの捜索の際に一緒に見つかったものです。
VGP盤と比較するとキースのギター等に乗っていた歪み感がこちらのOBRマスターでは少なく、 こざっぱりした聴き易い音質となっています。もちろん素材の良さを失わないためEQや音圧の加工は最低限に留めてあります。 また過去最長収録であったVGP盤に比してピッチは同じですが、曲間、曲後のつぶやき等がやや長く収録されているためCD全体で約1分ほど収録時間が長く収録されています。ちなみにOBRからリリース予定時のタイトルは「DIRTY DEEDS」(卑怯な行為)でありました。 本作と「BACK TO ZERO」(DAC-020)をコレクトしていただくことにより、アルバム「DIRTY WORK」時期のスタジオ・セッション音源はすべて完璧に揃います。