JOHN LENNON / ROCK N ROLL CIRCUS SESSIONS 【3CD+DVD】
JOHN LENNON / ROCK N ROLL CIRCUS SESSIONS 【3CD+DVD】
販売価格: 6,800円(税込)
在庫あり
商品詳細
■ リアル・ステレオ・バージョンを収録!
■ ストーンズのリハーサル音源を収録。
■ 「Yer Blues」のリハ、ジャム、テイク違い、ミックス違い、アセテートなど完全網羅。
■ ザ・フーの「Quick One」を全3テイク収録
■ DVDはラフ・カット映像を収録。カットが全然異なる!
■ 並列してカット違いを見比べられるマルチカメラ映像
マニア必携Mクローデルより、1969年12月10日から12日明け方まで収録が行なわれた、ストーンズのロックンロール・サーカスのセッションがリリースになります。初登場音源&映像を含む、究極のセット。その内容は驚きのひとこと。収録から47年の時を経て、ここに、この伝説的なロックンロール・サーカスの全貌が明らかになります。
【ロックンロール・サーカス】
ロックンロールサーカスは、1968年にローリング・ストーンズの企画により制作された映像作品で、映画『レットイットビー』と同じ、マイケル・リンゼイ・ホッグが監督を務めています。その内容は非常に優れたもので、今となっては考えられないメンツが揃って貴重なパフォーマンスが残されている事は、やはり1968年という時代のなせるわざでしょうか。出演者はまだビートルズが存続中のジョンレノン単独出演も驚きなら、エリッククラプトン、ミッチ・ミッチェル、ザ・フーなど、ビッグネームが一同に会しているのは、まるで奇跡のようです。そして、ホスト役のストーンズにとっては、ブライアン・ジョーンズが人前で演奏した最後のステージになった、そうした意味でも重要な記録といえるでしょう。
これほどの出演者と内容でありながら、この映像作品は30年近くお蔵入りとなっていました。その理由としては、アレンクラインとマネージメントでトラブルがあった事の他、他の出演者の演奏、特にザ・フーの圧倒的なパフォーマンスに、本来主役であるべきストーンズの演奏が霞むことをミックが懸念したなどとも、まことしやかに囁かれていました。事の真偽はともかく、それが真実味を帯びるくらい、ストーンズだけでなく、他の出演者も素晴らしいパフォーマンス揃い。そんなロックンロールサーカスがソフト化されたのは、実に収録から28年後、1996年のことでした。本作は、このロックンロール・サーカスのセッション音源と映像を収録、ストーンズ・ファンのみならず、全てのロックファンにとって宝物のような内容となっています。
【CD】
まずディスク1は、ロックンロール・サーカス本番のリアル・ステレオ・バージョンが収録されています。公式に1996年にCD化された際には、ほとんどモノラル状態で、奥行きのない真ん中に寄った音で、満を持してリリースされた割には疑問が残るものでした。本作は、聴き比べて頂ければすぐにご理解いただけると思いますが、音像の広がりが格段に異なり、きっちり左右に分離したリアル・ステレオで収録されているのです。しかも注目したいのは、その音です。ヴォーカルがよりオンになっており、艶やかで、まるで目の前で各アーティストが歌っているような生々しい音なのです。これは実際に聴いていただく他、言葉をいくら紡いでも伝わらないと思いますが、この臨場感あふるる、リアルな音に驚かれることでしょう。
さらに細かい点ですが、リリース・バージョンでは、ジョンが「アンド、ナウ」と呟き、その後、口をパクパクさせつつも無言で手話を使い、ストーンズを紹介するシーンが収録されていました。実はこのジョンのイントロダクションの収録時には、ジョンはきちんとフルでしゃべっており、リリースされたものは手話を際立たせるために意図的にジョンの声をカットしていたのです。本作のディスク1には、このジョンがストーンズを紹介する部分も完全に収録しており、リリース・バージョンに聴き慣れた耳には驚かれることでしょう。これはほんの一例ですが、単にリアル・ステレオであるだけでなく、従来聴くことの出来なかった細かい内容にも違いがありますので、ぜひ聴き比べていただきたいと思います。
ディスク2はリハーサルとアウトテイクが収録されています。ストーンズ「パラシュート・ウーマン」「無情の世界」の2曲はそれぞれ2テイクを収録。ストーンズのロックンロール・サーカスのリハ音源!これだけで胸が躍ります。そしてジョンの「Yer Blues」は、かなり複雑に様々なバージョンがあり、なかなか全てを把握しづらいものでした。まず最初のアカペラ・バージョンは、ジョンとミックが戯れで口ずさむもので、当日のバックステージでの和やかな様子が伝わってきます。リハーサル・テイクは1テイクで、ヴォーカルがオフ気味で演奏が強調された音源です。さらにその延長上でジャムが繰り広げられます。これは本番では「Whole Lotta Yoko」に発展する曲です。他にリハーサルにおいて「Peggy Sue」や「It’s Now Or Never」を歌ったということですが、残念ながら音源は残されていません。
そして「Yar Blues」の本番テイクは大きくわけると2テイクが収録されています。キース・リチャーズとエリック・クラプトン、ミッチ・ミッチェルを従えてビートルズの曲をソロで歌った、しかもバンド名が「Dirty Mac」という悪趣味なもの。スタジオ・テイクよりもかなりハードなアレンジで、ジョンの鬼気迫るヴォーカルが聴きモノです。これら、ふたつのテイクは、非常に似通った演奏であり、またジョンの歌い回しも両テイク同じ様に歌っているので、区別がなかなかつきにくいですが、ポイントのひとつとしては、歌詞が「Feel like」と「Just Like」と異なるので、「〜Dylan’s Mr. Jones」の前の部分に注目すると判別がつきやすいかと思います。そして最後はザ・フーの「A Quick One」を3テイク収録しています。
ディスク3の前半は、本編に収録されなかった本番のアウトテイクを収録。そして後半はIBCアセテート音源を収録しています。このIBCアセテート音源でロックンロール・サーカス関連はDIRTY MACとザ・フーのみなのですが、同じアセテートに何故かジミヘンの2曲も収録されているので、ここではIBCアセテートという括りのため収録しています。
【DVD】
次に映像、4枚目のDVDです。映像もまた、このセットを特長づける素晴らしいものです。大きく分類して6種類の映像が収録されています。まず最初は本編のラフ・カット映像です。これがまた、実際のリリース・バージョンとカット割り、アングルが全く異なるのです。通常、流出のラフ・カットといえば、共通の絵コンテを使用しているので、ほぼ同じカット割りになるものですが、ここまで異なるとは、単なるカメラのスイッチングの違いだけではなく、全くの別物といってもいいくらいです。
リリース・バージョンと、このラフ・カットの段階のものと、どれくらい異なるか、並列して見比べるようにしたものが、続く「Rough Cut vs Final Cut」です。詳細はトラックリストを見て頂きたいのですが、まずはサンプルをご覧になってもらえれば一目瞭然。出演者がサーカステントに入場してくる冒頭のシーンから、全く異なるのですから驚きです。さらに、例えばマリアンヌ・フェイスフルの「Something Better」などは、ほぼ同じアップ映像でありながら、明らかにカメラが異なるのです。
続く「Dirty Mac Outtakes」は、「Yer Blues」noリリース・バージョンとは異なるカット割りで世界各国で放送されたバージョンを収録しています。先述の通り、このロックンロール・サーカスの映像と音源は30年近くお蔵入りとなっていたものの、映像そのものは早い段階から放送や各種映像ソフトなどに、最終のリリース・バージョンがないまま断片的に使用されており、その結果、様々なバージョンが存在します。本作ではドイツやオーストリアなどで放送されたバージョンを別カット映像を収録しています。
そして、本作の目玉のひとつが「Dirty Mac Multi-angle」です。ジョンの「Yer Blues」は、公式リリースされたDVDのボーナス映像として4つのカメラの映像を四分割画面で比較できるようになっていましたが、実は当日回されていたカメラはさらにあり、本作ではなんと全6分割画面での収録となっています。これもまた、実際にサンプル映像をご覧になっていただければと思います。
伝説のロックンロール・サーカスを細部に渡るまで克明に記録した本作は、ストーンズ・ファン、ビートルズ・ファン、クラプトン・ファン、その他、すべてのロックファンにとって重要な位置付けとなることでしょう。今まで体系的にまとめられたタイトルがなかったのはもちろん、初登場音源を含み、本編のリアル・ステレオ・バージョンから、リハーサル音源、アウトテイクまでをも網羅したのが本作です。映像は、これはもう全く別物と言っていいくらい異なるラフ・カット映像に加え、世界各国で公式リリース前に放送された映像、そしてマルチアングルでの比較映像など、これでもかというくらい盛り沢山で、このロックンロール・サーカスの全貌を明らかにします。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
THE INTERTEL STUDIO, WYCOMBE ROAD, WEMBLEY U.K.
DECEMBER 10, 11 & 12, 1968
DISC ONE
【GENUINE STEREO MIX】
01. Entry Of The Gladiators
JETHRO TULL
02. Song For Jeffrey
THE WHO
03. A Quick One
TRAPEZE ARTISTS
04. Over The Waves
TAJ MAHAL
05. Ain't That A Lot Of Love
MARIANNE FAITHFULL
06. Something Better
PERFORMANCE
07. Fire Eater And LUNA
THE DIRTY MAC
08. John And Mick
09. Yer Blues
YOKO ONO & IVRY GITLIS
10. Whole Lotta Yoko
THE ROLLING STONES
11. Jumping Jack Flash
12. Parachute Woman
13. No Expectations
14. You Can't Always Get What You Want
15. Sympathy For The Devil
16. Salt Of The Earth
17. Ending Parade
DISC TWO
【REHEARSALS & OUTTAKES】
THE ROLLING STONES
01. Parachute Woman #1
02. Parachute Woman #2
03. You Can't Always Get What You Want #1
04. You Can't Always Get What You Want #2
THE DIRTY MAC
01. Yer Blues a capella #1
02. Yer Blues a capella #2
03. Yer Blues rehearsal take from Nagra reel
04. Blues Jam
05. Yer Blues take 1 from Nagra reel
06. Yer Blues take 1 vocal track
07. Yer Blues take 2, stereo mix
08. Whole Lotta Yoko stereo mix
09. Yer Blues take 2 mono mix 1
10. Yer Blues take 2 mono mix 2
THE WHO
11. A Quick One take 1
12. A Quick One take 2
13. A Quick One take 3 stereo mix "TKAAL" sound track
DISC THREE
【OUTTAKES】
TAJ MAHAL
01. Checkin' Up On My Baby
02. Leavin' Trunk
03. Corina
JULIUS KATCHEN
04. Sonata In C, First Movement
【IBC ACETATES】
DIRTY MAC
05. Yer Blues
06. Whole Lotta Yoko
THE WHO
07. A Quick One
JIMI HENDRIX
08. Purple Haze
09. Wild Thing
DVD DISC
【ROUGH CUT EDITION】
01. Entry Of The Gladiators
JETHRO TULL
02. Song For Jeffrey
PERFORMANCE 03. Fire Eater And LUNA
THE WHO
04. A Quick One
TAJ MAHAL
05. Ain't That A Lot Of Love
MARIANNE FAITHFULL
06. Something Better
THE DIRTY MAC
07. John And Mick
08. Yer Blues
YOKO ONO & IVRY GITLIS
09. Whole Lotta Yoko
THE ROLLING STONES
10. You Can't Always Get What You Want
11. Sympathy For The Devil
12. Salt Of The Earth
【ROUGH CUT vs FINALCUT】
01. Entry Of The Gladiators
JETHRO TULL
02. Song For Jeffrey
PERFORMANCE
03. Fire Eater And LUNA
THE WHO
04. A Quick One
TAJ MAHAL
05. Ain't That A Lot Of Love
MARIANNE FAITHFULL
06. Something Better
THE DIRTY MAC
07. Yer Blues
YOKO ONO & IVRY GITLIS
08. Whole Lotta Yoko
【THE DIRTY MAC OUTTAKES】
THE DIRTY MAC
01. Yer Blues take 2 in color
02. Yer Blues German TV Documentary "Piece Of His Mind"
03. Yer Blues "John And Yoko"
04. Yer Blues Austria TV Archive
【B&W VIDEO VERSION】
THE ROLLING STONES
01. Jumping Jack Flash
02. Parachute Woman
03. No Expectations
04. You Can't Always Get What You Want
【THE WHO MULTIANGLE】
THE WHO
01. A Quick One
【DIRTY MAC MULTIAGNLE】
THE DIRTY MAC
01. Yer Blues
■ ストーンズのリハーサル音源を収録。
■ 「Yer Blues」のリハ、ジャム、テイク違い、ミックス違い、アセテートなど完全網羅。
■ ザ・フーの「Quick One」を全3テイク収録
■ DVDはラフ・カット映像を収録。カットが全然異なる!
■ 並列してカット違いを見比べられるマルチカメラ映像
マニア必携Mクローデルより、1969年12月10日から12日明け方まで収録が行なわれた、ストーンズのロックンロール・サーカスのセッションがリリースになります。初登場音源&映像を含む、究極のセット。その内容は驚きのひとこと。収録から47年の時を経て、ここに、この伝説的なロックンロール・サーカスの全貌が明らかになります。
【ロックンロール・サーカス】
ロックンロールサーカスは、1968年にローリング・ストーンズの企画により制作された映像作品で、映画『レットイットビー』と同じ、マイケル・リンゼイ・ホッグが監督を務めています。その内容は非常に優れたもので、今となっては考えられないメンツが揃って貴重なパフォーマンスが残されている事は、やはり1968年という時代のなせるわざでしょうか。出演者はまだビートルズが存続中のジョンレノン単独出演も驚きなら、エリッククラプトン、ミッチ・ミッチェル、ザ・フーなど、ビッグネームが一同に会しているのは、まるで奇跡のようです。そして、ホスト役のストーンズにとっては、ブライアン・ジョーンズが人前で演奏した最後のステージになった、そうした意味でも重要な記録といえるでしょう。
これほどの出演者と内容でありながら、この映像作品は30年近くお蔵入りとなっていました。その理由としては、アレンクラインとマネージメントでトラブルがあった事の他、他の出演者の演奏、特にザ・フーの圧倒的なパフォーマンスに、本来主役であるべきストーンズの演奏が霞むことをミックが懸念したなどとも、まことしやかに囁かれていました。事の真偽はともかく、それが真実味を帯びるくらい、ストーンズだけでなく、他の出演者も素晴らしいパフォーマンス揃い。そんなロックンロールサーカスがソフト化されたのは、実に収録から28年後、1996年のことでした。本作は、このロックンロール・サーカスのセッション音源と映像を収録、ストーンズ・ファンのみならず、全てのロックファンにとって宝物のような内容となっています。
【CD】
まずディスク1は、ロックンロール・サーカス本番のリアル・ステレオ・バージョンが収録されています。公式に1996年にCD化された際には、ほとんどモノラル状態で、奥行きのない真ん中に寄った音で、満を持してリリースされた割には疑問が残るものでした。本作は、聴き比べて頂ければすぐにご理解いただけると思いますが、音像の広がりが格段に異なり、きっちり左右に分離したリアル・ステレオで収録されているのです。しかも注目したいのは、その音です。ヴォーカルがよりオンになっており、艶やかで、まるで目の前で各アーティストが歌っているような生々しい音なのです。これは実際に聴いていただく他、言葉をいくら紡いでも伝わらないと思いますが、この臨場感あふるる、リアルな音に驚かれることでしょう。
さらに細かい点ですが、リリース・バージョンでは、ジョンが「アンド、ナウ」と呟き、その後、口をパクパクさせつつも無言で手話を使い、ストーンズを紹介するシーンが収録されていました。実はこのジョンのイントロダクションの収録時には、ジョンはきちんとフルでしゃべっており、リリースされたものは手話を際立たせるために意図的にジョンの声をカットしていたのです。本作のディスク1には、このジョンがストーンズを紹介する部分も完全に収録しており、リリース・バージョンに聴き慣れた耳には驚かれることでしょう。これはほんの一例ですが、単にリアル・ステレオであるだけでなく、従来聴くことの出来なかった細かい内容にも違いがありますので、ぜひ聴き比べていただきたいと思います。
ディスク2はリハーサルとアウトテイクが収録されています。ストーンズ「パラシュート・ウーマン」「無情の世界」の2曲はそれぞれ2テイクを収録。ストーンズのロックンロール・サーカスのリハ音源!これだけで胸が躍ります。そしてジョンの「Yer Blues」は、かなり複雑に様々なバージョンがあり、なかなか全てを把握しづらいものでした。まず最初のアカペラ・バージョンは、ジョンとミックが戯れで口ずさむもので、当日のバックステージでの和やかな様子が伝わってきます。リハーサル・テイクは1テイクで、ヴォーカルがオフ気味で演奏が強調された音源です。さらにその延長上でジャムが繰り広げられます。これは本番では「Whole Lotta Yoko」に発展する曲です。他にリハーサルにおいて「Peggy Sue」や「It’s Now Or Never」を歌ったということですが、残念ながら音源は残されていません。
そして「Yar Blues」の本番テイクは大きくわけると2テイクが収録されています。キース・リチャーズとエリック・クラプトン、ミッチ・ミッチェルを従えてビートルズの曲をソロで歌った、しかもバンド名が「Dirty Mac」という悪趣味なもの。スタジオ・テイクよりもかなりハードなアレンジで、ジョンの鬼気迫るヴォーカルが聴きモノです。これら、ふたつのテイクは、非常に似通った演奏であり、またジョンの歌い回しも両テイク同じ様に歌っているので、区別がなかなかつきにくいですが、ポイントのひとつとしては、歌詞が「Feel like」と「Just Like」と異なるので、「〜Dylan’s Mr. Jones」の前の部分に注目すると判別がつきやすいかと思います。そして最後はザ・フーの「A Quick One」を3テイク収録しています。
ディスク3の前半は、本編に収録されなかった本番のアウトテイクを収録。そして後半はIBCアセテート音源を収録しています。このIBCアセテート音源でロックンロール・サーカス関連はDIRTY MACとザ・フーのみなのですが、同じアセテートに何故かジミヘンの2曲も収録されているので、ここではIBCアセテートという括りのため収録しています。
【DVD】
次に映像、4枚目のDVDです。映像もまた、このセットを特長づける素晴らしいものです。大きく分類して6種類の映像が収録されています。まず最初は本編のラフ・カット映像です。これがまた、実際のリリース・バージョンとカット割り、アングルが全く異なるのです。通常、流出のラフ・カットといえば、共通の絵コンテを使用しているので、ほぼ同じカット割りになるものですが、ここまで異なるとは、単なるカメラのスイッチングの違いだけではなく、全くの別物といってもいいくらいです。
リリース・バージョンと、このラフ・カットの段階のものと、どれくらい異なるか、並列して見比べるようにしたものが、続く「Rough Cut vs Final Cut」です。詳細はトラックリストを見て頂きたいのですが、まずはサンプルをご覧になってもらえれば一目瞭然。出演者がサーカステントに入場してくる冒頭のシーンから、全く異なるのですから驚きです。さらに、例えばマリアンヌ・フェイスフルの「Something Better」などは、ほぼ同じアップ映像でありながら、明らかにカメラが異なるのです。
続く「Dirty Mac Outtakes」は、「Yer Blues」noリリース・バージョンとは異なるカット割りで世界各国で放送されたバージョンを収録しています。先述の通り、このロックンロール・サーカスの映像と音源は30年近くお蔵入りとなっていたものの、映像そのものは早い段階から放送や各種映像ソフトなどに、最終のリリース・バージョンがないまま断片的に使用されており、その結果、様々なバージョンが存在します。本作ではドイツやオーストリアなどで放送されたバージョンを別カット映像を収録しています。
そして、本作の目玉のひとつが「Dirty Mac Multi-angle」です。ジョンの「Yer Blues」は、公式リリースされたDVDのボーナス映像として4つのカメラの映像を四分割画面で比較できるようになっていましたが、実は当日回されていたカメラはさらにあり、本作ではなんと全6分割画面での収録となっています。これもまた、実際にサンプル映像をご覧になっていただければと思います。
伝説のロックンロール・サーカスを細部に渡るまで克明に記録した本作は、ストーンズ・ファン、ビートルズ・ファン、クラプトン・ファン、その他、すべてのロックファンにとって重要な位置付けとなることでしょう。今まで体系的にまとめられたタイトルがなかったのはもちろん、初登場音源を含み、本編のリアル・ステレオ・バージョンから、リハーサル音源、アウトテイクまでをも網羅したのが本作です。映像は、これはもう全く別物と言っていいくらい異なるラフ・カット映像に加え、世界各国で公式リリース前に放送された映像、そしてマルチアングルでの比較映像など、これでもかというくらい盛り沢山で、このロックンロール・サーカスの全貌を明らかにします。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
THE INTERTEL STUDIO, WYCOMBE ROAD, WEMBLEY U.K.
DECEMBER 10, 11 & 12, 1968
DISC ONE
【GENUINE STEREO MIX】
01. Entry Of The Gladiators
JETHRO TULL
02. Song For Jeffrey
THE WHO
03. A Quick One
TRAPEZE ARTISTS
04. Over The Waves
TAJ MAHAL
05. Ain't That A Lot Of Love
MARIANNE FAITHFULL
06. Something Better
PERFORMANCE
07. Fire Eater And LUNA
THE DIRTY MAC
08. John And Mick
09. Yer Blues
YOKO ONO & IVRY GITLIS
10. Whole Lotta Yoko
THE ROLLING STONES
11. Jumping Jack Flash
12. Parachute Woman
13. No Expectations
14. You Can't Always Get What You Want
15. Sympathy For The Devil
16. Salt Of The Earth
17. Ending Parade
DISC TWO
【REHEARSALS & OUTTAKES】
THE ROLLING STONES
01. Parachute Woman #1
02. Parachute Woman #2
03. You Can't Always Get What You Want #1
04. You Can't Always Get What You Want #2
THE DIRTY MAC
01. Yer Blues a capella #1
02. Yer Blues a capella #2
03. Yer Blues rehearsal take from Nagra reel
04. Blues Jam
05. Yer Blues take 1 from Nagra reel
06. Yer Blues take 1 vocal track
07. Yer Blues take 2, stereo mix
08. Whole Lotta Yoko stereo mix
09. Yer Blues take 2 mono mix 1
10. Yer Blues take 2 mono mix 2
THE WHO
11. A Quick One take 1
12. A Quick One take 2
13. A Quick One take 3 stereo mix "TKAAL" sound track
DISC THREE
【OUTTAKES】
TAJ MAHAL
01. Checkin' Up On My Baby
02. Leavin' Trunk
03. Corina
JULIUS KATCHEN
04. Sonata In C, First Movement
【IBC ACETATES】
DIRTY MAC
05. Yer Blues
06. Whole Lotta Yoko
THE WHO
07. A Quick One
JIMI HENDRIX
08. Purple Haze
09. Wild Thing
DVD DISC
【ROUGH CUT EDITION】
01. Entry Of The Gladiators
JETHRO TULL
02. Song For Jeffrey
PERFORMANCE 03. Fire Eater And LUNA
THE WHO
04. A Quick One
TAJ MAHAL
05. Ain't That A Lot Of Love
MARIANNE FAITHFULL
06. Something Better
THE DIRTY MAC
07. John And Mick
08. Yer Blues
YOKO ONO & IVRY GITLIS
09. Whole Lotta Yoko
THE ROLLING STONES
10. You Can't Always Get What You Want
11. Sympathy For The Devil
12. Salt Of The Earth
【ROUGH CUT vs FINALCUT】
01. Entry Of The Gladiators
JETHRO TULL
02. Song For Jeffrey
PERFORMANCE
03. Fire Eater And LUNA
THE WHO
04. A Quick One
TAJ MAHAL
05. Ain't That A Lot Of Love
MARIANNE FAITHFULL
06. Something Better
THE DIRTY MAC
07. Yer Blues
YOKO ONO & IVRY GITLIS
08. Whole Lotta Yoko
【THE DIRTY MAC OUTTAKES】
THE DIRTY MAC
01. Yer Blues take 2 in color
02. Yer Blues German TV Documentary "Piece Of His Mind"
03. Yer Blues "John And Yoko"
04. Yer Blues Austria TV Archive
【B&W VIDEO VERSION】
THE ROLLING STONES
01. Jumping Jack Flash
02. Parachute Woman
03. No Expectations
04. You Can't Always Get What You Want
【THE WHO MULTIANGLE】
THE WHO
01. A Quick One
【DIRTY MAC MULTIAGNLE】
THE DIRTY MAC
01. Yer Blues