EAGLES 1979 LIVE AT BUDOKAN 2CD
EAGLES 1979 LIVE AT BUDOKAN 2CD
販売価格: 3,600円(税込)
在庫あり
商品詳細
よくあるバンド結成物語では小さい頃からの不良仲間が集まってバンドを結成し成功を収めるというパターンが王道だが、イーグルスの前身はリンダ・ロンシュタットのバック・バンドのために編成された、ある意味、人為的に作られたバンドであった。 そのためかメンバー間の根底にある友情や絆といった感情的な繋がりは希薄で、もちろんそれらは活動を通じて醸成されていくものの、その成り立ち故にメンバー間の志向の相違は、メンバー・チェンジを余儀なくされたり、音楽的相違の遠因となっていた。 デビュー曲でいきなりヒットした「テイク・イット・イージー」は軽いノリのカントリー風の曲で、なまじヒットしただけに、その後は長らくカントリー・ロックのイメージが先行した。イーグルスとは当初カントリー・ロックのバンドだったのである。 それは、ちょうどデビュー時のスプリングスティーンに「第二のディラン」というキャッチコピーが付与されたように、けしてアーティスト本来の姿を示したものではなかった。もちろんイーグルスのメンバー各々の音楽的素養のルーツはカントリー・ロックにあるのは間違いないのだが、イーグルスというバンドはその枠内に収まるものではなかったのである。
最初の転機が訪れたのは1974年のアルバム『オン・ザ・ボーダー』である。このアルバムで軸足をロック寄りにグッと寄せることになり、セールス的にも成功を収めることになる。そして翌1975年のアルバム『呪われた夜』は、より音楽的な幅を広げ、さらにロック色の強いものとなり、セールスを含め世界的な成功を収め、イーグルスのバンドとしての評価が定まることとなった。さらに、続く1976年のアルバム『ホテル・カリフォルニア』でイーグルスの評価を決定づけたと言ってもよいだろう。社会性を帯びた難解な歌詞は幾通りもの解釈を可能とし、ベトナム戦争後の混沌としたアメリカ社会を暗喩を込めて歌い上げたロック史上でも重要なアルバムのひとつとなっている。
バンドの成功をよそに、メンバー間の軋轢は日に高まっていき、ランディ・マイズナーが脱退、その代役としてティモシー・Bシュミットが加入する。このメンバーでレコーディングされたのが、結果的にイーグルス最後のアルバムとなった『ロングラン』である。当初2枚組の予定で多くの曲が用意されたが最終的に1枚に凝縮したものとなった。時代に迎合した音作りは評価が分かれるところであったが、前作の余波を受けてセールス的には大ヒットした。そして、このアルバムに伴うツアーが行なわれた。そのツアーの中に1976年に引き続き二度目の日本公演が組まれたのである。1979年ロングランツアーの日本公演は以下の日程で行なわれた。
9月17日 東京日本武道館
9月18日 東京日本武道館
9月19日 東京日本武道館
9月21日 名古屋国際展示場
9月22日 大阪万博記念公園お祭り広場
9月25日 東京日本武道館
当時の人気を反映してか武道館で4公演という大規模なもので、その他大阪と名古屋を含む全6公演が行なわれたのである。本作は1979年9月19日日本武道館公演を完全収録している。後にライヴ・アルバムが発表されたためセットリストはお馴染みであろう、「ホテル・カリフォルニア」でコンサートは開幕する。新たに加入したティモシー・B・シュミットはイーグルスとして初めてのステージであったが、バンドにタイトなサウンドをもたらし、演奏は隙のない完璧なものである。ニューアルバム『ロングラン』からはタイトル曲を始め「言い出せなくて」「イン・ザ・シティ」「ハートエイク・トゥナイト」の4曲のみにとどまり、それ以外は全て過去のカタログからセレクトされている。元々アルバム『ロングラン』全体を覆う雰囲気が哀愁を帯びた終焉を感じさせるものであり、この時にメンバーが解散を意識していたかどうかは不明だが、イーグルスの最後のツアーに相応しいベストな選曲となっているのが興味深いところである。
本作はこの2度目の来日公演より、1979年9月19日日本武道館公演を高音質で完全収録している。グレンフライ亡き今、再結成の夢も潰え、我々は残された過去のアーカイヴでイーグルスを追体験するのみである。そして、その後何度か再結成し、また来日公演も行われているが、1979年解散前の最後のツアーに日本が含まれたこと、そしてその音源がこのように高音質で残されていることは日本のファンにとって非常に幸運なことであると思う。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
LIVE AT BUDOKAN HALL TOKYO JAPAN September 19, 1979
DISC ONE
01. Introduction
02. Hotel California
03. Already Gone
04. In The City
05. Doolin' Dalton - Desperado
06. Lyin' Eyes
07. I Can't Tell You Why
08. Desperado
09. Heartache Tonight
10. One Of These Nights
DISC TWO
01. Turn To Stone
02. The Long Run
03. Life's Been Good
04. Life In The Fast Lane
05. Rocky Mountain Way
06. Take It Easy
07. Tequila Sunrise
08. The Best Of My Love
最初の転機が訪れたのは1974年のアルバム『オン・ザ・ボーダー』である。このアルバムで軸足をロック寄りにグッと寄せることになり、セールス的にも成功を収めることになる。そして翌1975年のアルバム『呪われた夜』は、より音楽的な幅を広げ、さらにロック色の強いものとなり、セールスを含め世界的な成功を収め、イーグルスのバンドとしての評価が定まることとなった。さらに、続く1976年のアルバム『ホテル・カリフォルニア』でイーグルスの評価を決定づけたと言ってもよいだろう。社会性を帯びた難解な歌詞は幾通りもの解釈を可能とし、ベトナム戦争後の混沌としたアメリカ社会を暗喩を込めて歌い上げたロック史上でも重要なアルバムのひとつとなっている。
バンドの成功をよそに、メンバー間の軋轢は日に高まっていき、ランディ・マイズナーが脱退、その代役としてティモシー・Bシュミットが加入する。このメンバーでレコーディングされたのが、結果的にイーグルス最後のアルバムとなった『ロングラン』である。当初2枚組の予定で多くの曲が用意されたが最終的に1枚に凝縮したものとなった。時代に迎合した音作りは評価が分かれるところであったが、前作の余波を受けてセールス的には大ヒットした。そして、このアルバムに伴うツアーが行なわれた。そのツアーの中に1976年に引き続き二度目の日本公演が組まれたのである。1979年ロングランツアーの日本公演は以下の日程で行なわれた。
9月17日 東京日本武道館
9月18日 東京日本武道館
9月19日 東京日本武道館
9月21日 名古屋国際展示場
9月22日 大阪万博記念公園お祭り広場
9月25日 東京日本武道館
当時の人気を反映してか武道館で4公演という大規模なもので、その他大阪と名古屋を含む全6公演が行なわれたのである。本作は1979年9月19日日本武道館公演を完全収録している。後にライヴ・アルバムが発表されたためセットリストはお馴染みであろう、「ホテル・カリフォルニア」でコンサートは開幕する。新たに加入したティモシー・B・シュミットはイーグルスとして初めてのステージであったが、バンドにタイトなサウンドをもたらし、演奏は隙のない完璧なものである。ニューアルバム『ロングラン』からはタイトル曲を始め「言い出せなくて」「イン・ザ・シティ」「ハートエイク・トゥナイト」の4曲のみにとどまり、それ以外は全て過去のカタログからセレクトされている。元々アルバム『ロングラン』全体を覆う雰囲気が哀愁を帯びた終焉を感じさせるものであり、この時にメンバーが解散を意識していたかどうかは不明だが、イーグルスの最後のツアーに相応しいベストな選曲となっているのが興味深いところである。
本作はこの2度目の来日公演より、1979年9月19日日本武道館公演を高音質で完全収録している。グレンフライ亡き今、再結成の夢も潰え、我々は残された過去のアーカイヴでイーグルスを追体験するのみである。そして、その後何度か再結成し、また来日公演も行われているが、1979年解散前の最後のツアーに日本が含まれたこと、そしてその音源がこのように高音質で残されていることは日本のファンにとって非常に幸運なことであると思う。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
LIVE AT BUDOKAN HALL TOKYO JAPAN September 19, 1979
DISC ONE
01. Introduction
02. Hotel California
03. Already Gone
04. In The City
05. Doolin' Dalton - Desperado
06. Lyin' Eyes
07. I Can't Tell You Why
08. Desperado
09. Heartache Tonight
10. One Of These Nights
DISC TWO
01. Turn To Stone
02. The Long Run
03. Life's Been Good
04. Life In The Fast Lane
05. Rocky Mountain Way
06. Take It Easy
07. Tequila Sunrise
08. The Best Of My Love