PAUL McCARTNEY / KNEBWORTH 1990 【1CD】
PAUL McCARTNEY / KNEBWORTH 1990 【1CD】
販売価格: 3,600円(税込)
在庫あり
商品詳細
ウイングス時代以来となる1989年から始まったGET BACK TOURは、1990年まで足掛け2年に渡って行なわれ、100公演以上の回数をこなした。基本的なセットリストは変わらなかったものの、それでもポールの調子やイベント・ステージ、そしてツアー前半と後半など、随所に渡って若干の変更が加えられつつ、ツアーは進行していた。そんな中でも、本国イギリスでの3公演はこのツアーのハイライトとして、いずれも記憶に残るステージとなっている。
1989年9月にスタートしたツアーは北欧から始まった。そしてドイツ、フランスなど欧州をまわりアメリカを経て、年が明けた1990年1月にバーミンガムとロンドンで大規模な連続公演を行なっている。ツアーの中心となったのは国土の広大さに比例してアメリカであり、それ以外ではブラジルで2公演、日本で6公演を行なっている。1990年1月に大規模な連続公演と書いたが、イギリスのツアーはこの1度きりであった。しかし例外が存在する。それが公式にはヨーロッパ・サード・レグと区分されている英国での3公演である。
1990年3月に日本、4月に北米をまわり、4月末のブラジル公演では単独アーティストによる1度のコンサートの観客動員数でギネス記録を樹立している。そして7月から再び北米ツアーに出るのだが、その間の6月に、イギリスで3公演のみコンサートを行なっているのである。そしてこの3公演がいずれもファンにとっても、そしてポールにとっても特別なものとなったのである。ツアーの合間の休暇の時期、わざわざイギリスに戻って単発で3公演を行なったのである。日程は以下の通り。
1990年6月23日 グラスゴー公演
1990年6月28日 リバプール公演
1990年6月30日 ネブワース公演
本作はこの内、最終日のネブワース公演を収録している。ステージはフェスという事もあり1時間強の長さでありながら、時間的制約を課せられたが故に同ツアーでも類を見ない特別なセットリストになっている。英国郊外の屋外で行なわれるネブワース・フェスティバルは1974年の開催以来、数多くのアーティストの名演が展開されてきた。その時々で節目のコンサートであったり、現場復帰のきっかけとなったり、或いは新曲の披露であったりと、様々な伝説に彩られてきた世界屈指のミュージック・フェスである。今まで出演したアーティストは、フロイド、ツェッペリン、ストーンズ、ザッパ、ジェネシス、ビーチボーイズにパープル、クラプトン、オアシスなど、いずれもそのバンドにとって代表的なコンサートのひとつとして捉えられている。本作はそのネブワース・フェスティバルより、1990年ポール・マッカートニーのステージをサウンドボードで完全収録している。
1990年のネブワースは各出演アーティストのダイジェストをまとめたものがリリースされているが、ポール単独のステージからは2曲のみであった。それでも当時は『Tripping The Live Fantastic』のリリース前であったため、初めて公式に聴くことが出来たポールの最新ツアーの演奏ということでマニアにとっては想い出深いコンサートである。本作はそのネブワース公演を、ポールの出演をサウンドボードで完全収録したタイトルである。これは当時の「LIVE AS IT HAPPENED」という衛星中継から収録されており、当時リリースされていたLPや、それから落としたCDとは一線を画す素晴らしい高音質サウンドボードで収録されているのが特徴である。
先にセットリストがこの日のみの特別なものであると紹介したが、1曲目がまず「Coming Up」という珍しさ。このツアーでは毎回「Coming Up」がレギュラーで演奏されていたが、打ち込みを交えリズムを強調したダンサンブルなアレンジとして披露されており、会場を1曲目から盛り上げるのに最適であると判断されたのだろう。ニューアルバムからは「幸せなる結婚」1曲にとどまっている、そして「Birthday」はこのツアーにおいて初めてステージで演奏された同曲の初演にあたる。この後も何度か演奏され、近年でもステージで採り上げられているが、レコーディング以来初めて演奏したのがこの日であった。「Hey Jude」は今も常にコンサートのハイライトであり、後半のリフレインを会場に歌わせるという演出が踏襲されている。この日集まった聴衆は12万人ともいわれ、ざっと東京ドームの2倍以上だと想像すればその規模が伺えよう。
そしてこの日最大のウリは「Strawberry Fields Forever」「Help」「Give Peace A Chance」のメドレーということになるのではないか。聴き慣れないイントロが鳴り、ブレイクの後にLet me take you downと歌い出し「あの曲」だとわかる演出となっている。 レコーディングのエピソードから伺える通りリズムが不安定な曲でありながら、ポールなりの解釈による新たなアレンジで演奏されている。「Help」も同様にノリのよいロックンロールではなく、ゆったりとしたアレンジとなっている。そして最後は「平和を我らに」である。リフレインの部分ではドサクサに紛れてポールが「Help」の歌詞を再びぶち込んでいるのが面白い。 そして「平和を我らに」を含め全てLennon/McCartneyのクレジット曲である点にも注目したい。このジョンの曲のメドレーは、グラスゴウのサウンドチェックで入念に演奏され、次のリバプール公演で初披露された。その時のライブはポールがシングルとしてリリースしている。このネブワース公演はそれとは違う2度目の演奏になる。好評を受け手かこの後のアメリカン・ツアーではセットリストに組み込まれるようになった。
本作はアナログ落としではない当時のサテライト・ブロードキャストより、1990年6月30日ネブワース・フェスにおけるポールのコンサートを高音質サウンドボードで完全収録している。セットリストはこのフェス用の特別なもので、特にジョンの曲をメドレーで演奏している点、12万人の聴衆の歓声とどよめきと共に記念すべきコンサートであるといえる。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
Knebworth Festival Hertfordshire U.K. June 30, 1990
01. Comin' Up
02. Back In The USSR
03. I Saw Her Standing There
04. We Got Married
05. Birthday
06. Let It Be
07. Live And Let Die
08. If I Were Not Upon The Stage
09. Hey Jude
10. Strawberry Fields Forever - Help - Give Peace A Chance
11. Yesterday
12. Can't Buy Me Love
1989年9月にスタートしたツアーは北欧から始まった。そしてドイツ、フランスなど欧州をまわりアメリカを経て、年が明けた1990年1月にバーミンガムとロンドンで大規模な連続公演を行なっている。ツアーの中心となったのは国土の広大さに比例してアメリカであり、それ以外ではブラジルで2公演、日本で6公演を行なっている。1990年1月に大規模な連続公演と書いたが、イギリスのツアーはこの1度きりであった。しかし例外が存在する。それが公式にはヨーロッパ・サード・レグと区分されている英国での3公演である。
1990年3月に日本、4月に北米をまわり、4月末のブラジル公演では単独アーティストによる1度のコンサートの観客動員数でギネス記録を樹立している。そして7月から再び北米ツアーに出るのだが、その間の6月に、イギリスで3公演のみコンサートを行なっているのである。そしてこの3公演がいずれもファンにとっても、そしてポールにとっても特別なものとなったのである。ツアーの合間の休暇の時期、わざわざイギリスに戻って単発で3公演を行なったのである。日程は以下の通り。
1990年6月23日 グラスゴー公演
1990年6月28日 リバプール公演
1990年6月30日 ネブワース公演
本作はこの内、最終日のネブワース公演を収録している。ステージはフェスという事もあり1時間強の長さでありながら、時間的制約を課せられたが故に同ツアーでも類を見ない特別なセットリストになっている。英国郊外の屋外で行なわれるネブワース・フェスティバルは1974年の開催以来、数多くのアーティストの名演が展開されてきた。その時々で節目のコンサートであったり、現場復帰のきっかけとなったり、或いは新曲の披露であったりと、様々な伝説に彩られてきた世界屈指のミュージック・フェスである。今まで出演したアーティストは、フロイド、ツェッペリン、ストーンズ、ザッパ、ジェネシス、ビーチボーイズにパープル、クラプトン、オアシスなど、いずれもそのバンドにとって代表的なコンサートのひとつとして捉えられている。本作はそのネブワース・フェスティバルより、1990年ポール・マッカートニーのステージをサウンドボードで完全収録している。
1990年のネブワースは各出演アーティストのダイジェストをまとめたものがリリースされているが、ポール単独のステージからは2曲のみであった。それでも当時は『Tripping The Live Fantastic』のリリース前であったため、初めて公式に聴くことが出来たポールの最新ツアーの演奏ということでマニアにとっては想い出深いコンサートである。本作はそのネブワース公演を、ポールの出演をサウンドボードで完全収録したタイトルである。これは当時の「LIVE AS IT HAPPENED」という衛星中継から収録されており、当時リリースされていたLPや、それから落としたCDとは一線を画す素晴らしい高音質サウンドボードで収録されているのが特徴である。
先にセットリストがこの日のみの特別なものであると紹介したが、1曲目がまず「Coming Up」という珍しさ。このツアーでは毎回「Coming Up」がレギュラーで演奏されていたが、打ち込みを交えリズムを強調したダンサンブルなアレンジとして披露されており、会場を1曲目から盛り上げるのに最適であると判断されたのだろう。ニューアルバムからは「幸せなる結婚」1曲にとどまっている、そして「Birthday」はこのツアーにおいて初めてステージで演奏された同曲の初演にあたる。この後も何度か演奏され、近年でもステージで採り上げられているが、レコーディング以来初めて演奏したのがこの日であった。「Hey Jude」は今も常にコンサートのハイライトであり、後半のリフレインを会場に歌わせるという演出が踏襲されている。この日集まった聴衆は12万人ともいわれ、ざっと東京ドームの2倍以上だと想像すればその規模が伺えよう。
そしてこの日最大のウリは「Strawberry Fields Forever」「Help」「Give Peace A Chance」のメドレーということになるのではないか。聴き慣れないイントロが鳴り、ブレイクの後にLet me take you downと歌い出し「あの曲」だとわかる演出となっている。 レコーディングのエピソードから伺える通りリズムが不安定な曲でありながら、ポールなりの解釈による新たなアレンジで演奏されている。「Help」も同様にノリのよいロックンロールではなく、ゆったりとしたアレンジとなっている。そして最後は「平和を我らに」である。リフレインの部分ではドサクサに紛れてポールが「Help」の歌詞を再びぶち込んでいるのが面白い。 そして「平和を我らに」を含め全てLennon/McCartneyのクレジット曲である点にも注目したい。このジョンの曲のメドレーは、グラスゴウのサウンドチェックで入念に演奏され、次のリバプール公演で初披露された。その時のライブはポールがシングルとしてリリースしている。このネブワース公演はそれとは違う2度目の演奏になる。好評を受け手かこの後のアメリカン・ツアーではセットリストに組み込まれるようになった。
本作はアナログ落としではない当時のサテライト・ブロードキャストより、1990年6月30日ネブワース・フェスにおけるポールのコンサートを高音質サウンドボードで完全収録している。セットリストはこのフェス用の特別なもので、特にジョンの曲をメドレーで演奏している点、12万人の聴衆の歓声とどよめきと共に記念すべきコンサートであるといえる。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
Knebworth Festival Hertfordshire U.K. June 30, 1990
01. Comin' Up
02. Back In The USSR
03. I Saw Her Standing There
04. We Got Married
05. Birthday
06. Let It Be
07. Live And Let Die
08. If I Were Not Upon The Stage
09. Hey Jude
10. Strawberry Fields Forever - Help - Give Peace A Chance
11. Yesterday
12. Can't Buy Me Love