DAVID BOWIE / GLASS SPIDER REHEARSAL 1987 【2CD】

DAVID BOWIE / GLASS SPIDER REHEARSAL 1987 【2CD】

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商品詳細

1983年にシリアス・ムーンライト・ツアーを大成功の裡に終えたボウイは、再び同路線でのアルバム制作を行なう。ちょうどロウ、ヒーローズ、ロジャーが三部作と呼ばれているように、レッツダンスとトゥナイトは姉妹関係にある。 1984年にリリースされたアルバム『トゥナイト』は音楽的にもレッツダンスの延長線上にあることは間違いないのだが、随所にボウイらしいオリジナリティが付与されており、地味ながら味わい深い内容となっている。 特にビーチボーイズのカヴァー「神のみぞ知る」の見事なぶち壊し方は見事である。またアルバム冒頭を飾る「ラヴィング・ジ・エイリアン」は、メロディの上品な美しさ、ファルセットを多用した歌唱、80年代ボウイの最高傑作と言ってもよい完成度である。 前作の余波を受けてアルバムはヒットしたものの、このアルバムに伴うツアーは行なわれなかった。

80年代のボウイは映画にその軸足を置くようになる。一つ目が1983年大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」である。そしてもうひとつボウイの重要な映画出演といえば「ラビリンス」であろう。ボウイは似合い過ぎる魔王ジャレスの役を演じている。その他アニメ「風が吹くとき」に協力するなど、音楽と平行して映像作品への寄与も大きい時代であった。

1987年ボウイは3年ぶりにニュー・アルバムをリリースする。それが『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』である。ジャケットは前2作とがらりと雰囲気を変えたカラフルなもので、明るい曲調の楽曲が並ぶ。『レッツダンス』がスティーヴィー・レイ・ヴォーンを大々的にフューチャーしてレコーディングしたように、『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』はギタリストとしてピーター・フランプトンが全面的に参加して制作されている。映画に注力していた80年代半ばを経て、このアルバムに伴い再びボウイはツアーに出ることを決意する。そしてアルバム・レコーディングに参加したピーター・フランプトンもツアーに帯同することになる。ツアー・タイトルは「Glass Spider Tour」と命名された。本作は、そのGlass Spider Tourに先立ち行なわれたリハーサルの模様をサウンドボードで完全収録している。

Glass Spider Tourは正式には1987年5月29日ロッテルダム公演が初日となっているが、実は同年3月に半月ほどを欧州の小さな会場でプロモーションを兼ねてライヴを行なっている。本作の日付は不明だが、おそらくこの間に収録されたものだと思われる。オープニングの演劇的な演出から最後の「モダンラヴ」まで、実際のステージそのままの構成で通して演奏されているため、リハーサルとはいえ本番さながらの真剣な演奏である。

1987年Glass Spider Tourに向けての最終リハをサウンドボードで完全収録。リハとはいってもオープニングの演出からエンディングまで本番と同じ構成で通して行なわれたゲネプロである。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。

REHEARSAL for GLASS SPIDER TOUR March - April, 1987
DISC ONE
01. Introduction
02. Glass Spider
03. Day In Day Out
04. Bang Bang
05. Absolute Beginners
06. Loving The Alien
07. Shining Star
08. Fashion
09. Scary Monsters
10. All The Madmen
11. Never Let Me Down
12. Big Brother
13. '87 And Cry
14. "Heroes"

DISC TWO
01. Because You're Young
02. Scream Like A Baby
03. Sons Of The Silent Age
04. New York's In Love
05. Dancing With The Big Boys
06. Time Will Crawl
07. Beat Of Your Drum
08. Let's Dance
09. Zeroes
10. Fame
11. Time
12. Blue Jean
13. China Girl
14. Modern Love